Engineering(医工学) | MeKiKi

医工学

 医工学は大きく臨床系・研究系・支援系などに分ける事ができると考えます。

 臨床系とは、医療機器等を用いた診療が挙げられますが、再生医療のような細胞工学も臨床系の医工学と言えます。

 研究系の医工学は、様々な機器や技術を生み出す分野で、この中にも臨床に立つ人と、研究施設等に専従する人が居ます。

 支援系は、臨床系にも研究系にも関わりがあり、直接的に診療には当たらないが医工学で診療を助ける役割の担っています。




地域の医工学リソース

 医療における工学系人材はさほど多くありません。
 メーカー所属のエンジニアは、自社製品に限り対応するのが一般的です。
 医療機関所属のエンジニアは施設課等に所属する建築設備系人材と、ME課等に所属する医療機器系人材に大別できます。前者は多くの医療機関に在籍していますが、後者はごく僅かです。

 医療機器系人材が必要であっても、頼る先が無い現状があります。




地域医工学センター(構想)

 地域で医工学系業務を一手に担う事ができる『センター』があれば、そのリソースを地域でシェアする事ができます。

 臨床検査系では中央集約化が進み、診療所では検査機器も技師も持たない事が普遍的になっています。




医工学人材の養成とアライアンス

 医工学系人材は臨床工学技士である必要はありません。看護師や臨床検査技師でも、養成する事で適応力を身に付ける事ができます。

 とはいえ、臨床工学技士の中に医療機器に明るい人材が多いため頼りがいのある職種であると考えられます。
 私たちは、全国に点在する『中高年ME』さんたちを結ぶネットワークを築いています。